意見の違い
2006年 09月 05日
今日の晩御飯は「豚鍋」。私はこれが大好きでよく作る。
豚のバラ肉の薄切りと豆腐と水菜。それだけで作るんだけれどおいしい。
随分前に「隠れ家ごはん」という番組があって藤田まことが出てきた回(2002年12月)で「ほうれん草鍋」として紹介されていた。でも、私はちょっとゆでただけのほうれん草のえぐみみたいなものが嫌だったので、水菜を使うことにして作ってみたところ家族にも好評だった。
食べ方で重要なのは“コショウ”。上の写真でわかるかどうか、取り皿にあらかじめコショウを振りかけておく。そしてそこに具を入れスープもたっぷり入れてスープ丸ごと頂く。
夏の疲労の蓄積が出てくる時期なので、“ブタミンパワー”が今の私には必要なのだ。
そして、豚肉を職場帰りに買っていくときは、いつもと違った道を通る。新鮮な食材を置いているスーパーがいつもの道にはないから。そのスーパーの割と近くに職場の男の子が住んでいる。以前、彼を送っていったときに、ふと「この道を通るのは豚を買うときだけなんだよね」と漏らしたことに随分うけてしまったらしく、たまに彼は「norinoriさん、今日は豚買わないんですか?」とか聞いてくる。
そんな彼と意見が分かれたことがあった。それは映画の「ゆれる」について。
みんなで飲みに行ったときに、偶然同じ映画を見ていたことを知り、感想を聞いてみた。
「もう、全然つまんなかったですね。」と彼は言ったのでちょっとビックリした。
私はここでも書いたとおり、いい映画に出会えたと思っていた。そして見た人の意見を聞いたり見たりしても大方いい見方をしていた。だから、新鮮だったのかも。
どうしてつまらないと思ったのかを語る彼の話を聞いて、(そういう見方もあるんだなぁ)と素直に思った。
でも、他の映画を見ていない人からしたら、それこそ面白くない話題だと思ったので、話を切り替えようとした。でも彼は食らいついてくるように「一緒に行った人はどう言ってましたか?僕は一人で行ったんで感想を言い合える人もいなくて、おまけにネットでいろんな意見を聞いてもいい感想しか見つからないし・・・」と言うので、一緒に行った人は「オダギリジョーの生き方が嫌い」って言ってたよと伝え、でもあれは演技で彼の人生じゃないのにね、と笑って話を終わらせた。
いろんな人がいる限り、いろんな意見がある。
そこに自分も意見を言って参加することは出来るかもしれないけれど、相手の意見を全面的に否定することはできない。
でも、その話をし続けることで、お互いに何かを見つけていけることもあるかもしれない。
話せば話すほど、近づけることもあるかもしれないから。
今度は別の場所で、この話題を掘り下げてみようかな?
by norinorigami
| 2006-09-05 23:54
| できごと