大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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やっとこさ

先日、生まれて初めて憧れの三谷さんの舞台を観に行った。
その名も「恐れを知らぬ川上音二郎一座」
銀座のシアタークリエ杮落とし公演だ。
今までなかなかチケットが取れなかったけれど、今回はうまく取れた。

取れたチケットはプレビュー公演。他のお芝居ではあまりないようだけれど、三谷さんの舞台では本番の前にプレビューを行い、お客さんの反応などを見てみるらしい。その三日目。

この日を迎える前、私はドキドキしていた。不安だったのだ。
本当に本番は来るのだろうか?(以前、台本が間に合わなかったことがあったらしい)
手元に届いたチケットは本物だろうか?(ネットで購入したので)

その不安はプレビュー2日目の朝、ちょっと薄れる。
毎朝観ている「とくダネ」司会の小倉さんがニュースに入る前にいろんな話題を話す。
そこで、「いやぁ、昨日見てきたシアタークリエの舞台は面白かった!」
あぁ、本当に始まったんだ。よかったぁ。
後はこのチケットが本物でありさえすれば、三谷さんの舞台に会えるのだ。
とにかく行ってみよう。

当日は妹と待ち合わせをして、劇場へ。
ドキドキしていたチケットも本物だったようで、すんなり通れた。

席に着くと私はキョロキョロしてみた。有名人はいないか?
さとちゃん(小林聡美)はいないか?
当然、すぐに見つかるはずはない。

そして、ちょっと落ち着いて劇場内を見回す。この劇場は手狭で、結構後ろのほうの席だった私にも舞台が近く感じる。

三谷さんは舞台挨拶をするかなぁ。会えるのかなぁ。

しかし三谷さんは出てこず、舞台は始まった。


とにかく面白かった。主演のユースケも役柄がぴったりだったし、常盤貴子も素敵だった。
戸田恵子は、やはり抜群に上手だし盛り上げる。
その中でも私が結構笑ってしまったのは、瀬戸カトリーヌ。
変な外国人がぴったりだった。

久々に誰に気兼ねをすることなく大笑いした。
3時間近くの長丁場だったけれど、ずっと飽きなかった。


そして、見終わった後、あんなに面白かったのに、面白かった!ということだけしか残らなかった。あそこのあれが面白かったとか、あそこで笑ったとかではなく、ぼやーんと面白かった!という感じだったのだ。

これが、三谷さんの求めている感じなのかもと思ったりした。

また観たいなぁ。



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by norinorigami | 2007-11-20 23:14 | できごと

先日、祖母が亡くなった。
ずーっと、リウマチという病気を患いながらも働き続けていた祖母だった。

今年のnorinori家は結婚ラッシュ。
私と妹と従妹。
妹は9月、従妹は11月の予定だった。

祖母の容態が思わしくない状態のとき、みんな「結婚式と重ならないといいね。」
と言っていた。
実は私もそう思っていた。

そういう周りの空気を読んだのか、10月に亡くなった。
亡くなる数週間前、母に誘われてお見舞いに行った。

申し訳ないことに、2年ぶりくらいになっていた。

病院の祖母はもう口が利けなくなっていて、私の知っている祖母ではなかった。

昔からリウマチのせいで指が曲がったりしていたけれど、すべすべの真っ白な肌だったのにカサカサになっていた。
私は何も言えなくなって、ただただベッドの側に立っていた。

後悔していた。
何で自分の事しか考えず、結婚式と重ならないといいな、なんて思ったりしたんだろう。
こんなに苦しそうなのに、頑張って生きてくれている。
「もう、いいんだよ。」そう心の中でつぶやいた。

母が祖母の手をさすりながら、「苦しいねぇ。もう少し楽になるといいねぇ」と語りかける。
私も手をさすりながら、意識がない祖母に向かって話しかける。
「おばあちゃん」

帰る道すがらも、いろんな思いを抱えていた。
祖母のために祈ろう。
せめて祈ろう。
そう、気持ちを切り替えて、日々を過ごしていた矢先だった。

祖母が亡くなった。
母の実家で見た祖母の遺体は足が曲がったままになっていた。
本当にリウマチは辛かったんだろうな。
母と叔母と一緒に化粧をしてあげた。頬に紅をさして、口紅をつけて。

私は祖母の肌に触れたら、冷たくて、最後に触ったぬくもりを忘れそうな気がして触れなかった。今思うとその冷たさも感じてあげたらよかったかもしれないけれど。

通夜の晩、私は母と一緒に祖母の家に泊まった。
母や母の弟と祖母について語り合った。
私の中で祖母がよみがえるような気がした。
以前、何かの番組で「例えば中学の同級生とか、全然連絡も取っていない奴は自分の中で死んだも同然だ。」と誰かが言っているのを思い出した。
本当には祖母は亡くなったけれど、亡くなったことで私の中によみがえったのだ。

告別式も終わり、火葬に向かった。
いよいよ、本当にお別れだ。
私はどんな気持ちで祖母の骨を見るのだろう。

実際は愛おしさで一杯になった。
薬漬けだった祖母だったが、骨は真っ白だった。
いろんな骨の説明をしてもらっているときに、やけに綺麗に残っている骨があった。
それは「耳」の骨だった。
叔父が「ばあさんは、地獄耳だったからなぁ。だからこんなに立派な骨なんだ」と言って笑った。
私も笑った。みんな笑った。
みんな愛おしそうだった。骨を見ながらこんな思いをするとは思っていなかった。

苦労が多かったおばあちゃん。
今度は私の赤ちゃんとして健康に生まれてきたらいいなぁ。
そしたら思いっきり可愛がってあげるのに。
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by norinorigami | 2007-11-09 01:13 | 心から・・・