大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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先日、祖母が亡くなった。
ずーっと、リウマチという病気を患いながらも働き続けていた祖母だった。

今年のnorinori家は結婚ラッシュ。
私と妹と従妹。
妹は9月、従妹は11月の予定だった。

祖母の容態が思わしくない状態のとき、みんな「結婚式と重ならないといいね。」
と言っていた。
実は私もそう思っていた。

そういう周りの空気を読んだのか、10月に亡くなった。
亡くなる数週間前、母に誘われてお見舞いに行った。

申し訳ないことに、2年ぶりくらいになっていた。

病院の祖母はもう口が利けなくなっていて、私の知っている祖母ではなかった。

昔からリウマチのせいで指が曲がったりしていたけれど、すべすべの真っ白な肌だったのにカサカサになっていた。
私は何も言えなくなって、ただただベッドの側に立っていた。

後悔していた。
何で自分の事しか考えず、結婚式と重ならないといいな、なんて思ったりしたんだろう。
こんなに苦しそうなのに、頑張って生きてくれている。
「もう、いいんだよ。」そう心の中でつぶやいた。

母が祖母の手をさすりながら、「苦しいねぇ。もう少し楽になるといいねぇ」と語りかける。
私も手をさすりながら、意識がない祖母に向かって話しかける。
「おばあちゃん」

帰る道すがらも、いろんな思いを抱えていた。
祖母のために祈ろう。
せめて祈ろう。
そう、気持ちを切り替えて、日々を過ごしていた矢先だった。

祖母が亡くなった。
母の実家で見た祖母の遺体は足が曲がったままになっていた。
本当にリウマチは辛かったんだろうな。
母と叔母と一緒に化粧をしてあげた。頬に紅をさして、口紅をつけて。

私は祖母の肌に触れたら、冷たくて、最後に触ったぬくもりを忘れそうな気がして触れなかった。今思うとその冷たさも感じてあげたらよかったかもしれないけれど。

通夜の晩、私は母と一緒に祖母の家に泊まった。
母や母の弟と祖母について語り合った。
私の中で祖母がよみがえるような気がした。
以前、何かの番組で「例えば中学の同級生とか、全然連絡も取っていない奴は自分の中で死んだも同然だ。」と誰かが言っているのを思い出した。
本当には祖母は亡くなったけれど、亡くなったことで私の中によみがえったのだ。

告別式も終わり、火葬に向かった。
いよいよ、本当にお別れだ。
私はどんな気持ちで祖母の骨を見るのだろう。

実際は愛おしさで一杯になった。
薬漬けだった祖母だったが、骨は真っ白だった。
いろんな骨の説明をしてもらっているときに、やけに綺麗に残っている骨があった。
それは「耳」の骨だった。
叔父が「ばあさんは、地獄耳だったからなぁ。だからこんなに立派な骨なんだ」と言って笑った。
私も笑った。みんな笑った。
みんな愛おしそうだった。骨を見ながらこんな思いをするとは思っていなかった。

苦労が多かったおばあちゃん。
今度は私の赤ちゃんとして健康に生まれてきたらいいなぁ。
そしたら思いっきり可愛がってあげるのに。
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by norinorigami | 2007-11-09 01:13 | 心から・・・