大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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少年の心、少女の気持ち

旅行に行く前にとっても観たいと思っていた映画を見に行った。
それは、「遠くの空に消えた」。

最近、神木隆之介や大後寿々花などの大人になりかけの演技上手な子役が気になっていたので、今まで自分が見たことのある彼らとは違うものを見に行きたくなったのだ。

映画が始まると、なんだか拍子抜けした。
なんて穏やかそうな話なんだろう。
この調子でずっと続くのかな?寝ちゃうかも。
とか思いながら観ていた私は、途中から画面に釘付けになり、最後のほうには不覚にも涙を流してしまっていた。監督にやられた。

もちろん、神木くんは上手だし、存在感もあって、現在出ているテレビドラマよりもちょっと前に撮ったからか、少年ぽさがもっと残っていて、きれいだった。大後寿々花も。
けれどそれ以上に私の心に飛び込んできたのがもう1人の主人公といってもいい、「ささの友間」。
あの武士の一分に出ていた笹野高史(名前あってるかな?)の息子らしい。
本当に素朴な田舎の子そのもので、都会から来たきれいな神木君とは対照的でありながら、彼にしか出せない“味”を出している気がした。

あと、長塚圭史がすごかった。最初はちょっと気持ち悪いと思ったりしたけれど、なんともいえないピュアさを滲み出させていた。
他の出演者もよかった。

チャン・チェンという人は出てきた意味がちょっとわからなかったけれど・・・・。

特にお気に入りのシーンは、ずっと家を空けたまま帰ってきていなかった公平(ささの)の父親(小日向文世)が突然帰ってきたときの話。
彼は絶滅に瀕している動物を救うために旅に出ていたという。そして、少年二人に向かってこう言う。
「知ってるかい?蜂は航空力学的に言えば、飛べる構造じゃないらしいんだ。なのに、実際は飛んでいるだろう。何故だと思う?蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。信じることで願いが叶う、人はそれを奇跡と呼ぶんだ。」と語りかけるシーン。

何だか頼りなさそうで、どうしようもなさそうに見えた父親がかっこよく見える。

そうか。飛ぼうと思ったから飛べたのか。本当かどうかは知らないけれど、私も二人の少年と一緒になって説得された気になった。

ピュアな話だった。忘れてしまった気持ちを思い出したような気がした。
大人になってくると、「信じる」という気持ちが弱くなってしまう気がする。
「信じること」「信じ続けること」それが本当にできたときに、やっぱり願いは叶うのかもと思ったりした。

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by norinorigami | 2007-09-10 23:52 | 心から・・・