大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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夏の庭

昨日の夜は途中まで読んでいた本を片手に布団へもぐった。
いろんなことを考えた一日だったなぁ。と思いつつ、転がりながら本の続きを読む。

夏の庭―The Friends
湯本 香樹実 / 新潮社

このお話は映画か何かになったのをテレビでちょこっと見た記憶があって、何となくいいお話なんじゃないかな?と思って読んでみた。
なぜ、秋になった今「夏の庭」なのかといえば、やはり先日Kさんが「読んでみてください」と渡してくださったから。

3人組の少年が「死んだ人を見てみたい」という発想から、近所の“今にも死にそう”と言われている一人暮らしのおじいちゃんを見張り始める。おじいちゃんが死ぬのを見張っているのだ。
まぁ、最初はこんな感じだったけれど、見張られていることにおじいちゃんも気づき、そこから、子供とおじいちゃんの交流が始まっていく・・・・。

最後まで読んで、涙がぽろぽろ流れた。この夏休みの経験が子供達を大きくさせていったのが手に取るようにわかった。
あとがきを読んで、作者のこの作品に対する思い入れに対し、また泣いた。

悲しいというのでもなく、ただなんとなく心が洗われる感じだった。
自分の祖母のことを思い出し、亡くなった祖父のことを思い出した。
自分が生まれてくるまでには、いろんな人のつながりがなくてはならない。
父と母が出会わなければ私は存在しなかったし、祖父と祖母が出会わなければ、父や母も存在しなかったのだ。当たり前のことだけれど、「遺伝」ということを考えたりした。

今はいないかもしれないけれど、祖父の“何か”も確実に私の中に流れている。
そう思うと、二人の祖母に対しても、もっと何かできることを探したいなと思った。
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by norinorigami | 2006-10-11 20:48 | my book