大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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小さい子

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甥っ子が熱を出した。一昨日からひどかったらしいのだけれど、昨日の夜中にはひきつけをおこして白目をむいてしまったという。心配した妹夫婦は救急車を呼んで対応したらしい。
ちょっと心配だったので見に行った。
すっかり元気になっているようだけれど、私を見ると相変わらず泣く。

しばらくすればいつもは大丈夫なのに、あんまり仲良くできなかった。
具合が悪い時は大人でも辛いものだ。しかもまだ言葉もしゃべれないのだから、泣くということでしか何かを伝えることができないのはきっと歯がゆいに違いない。

実は私も小さい頃熱をよく出した。扁桃腺をはらして、夜中に病院に担ぎ込まれたこともたくさんあったらしい。
近所の病院では院長が夜中だと「診れない!」といって開けてくれないので、ちょっと遠くまで連れて行ってくれていた。そこの先生は野口英世のような風貌の人でふさふさの髪、ふさふさの髭をしていた。

初めて私を連れて行ったときには夜中にもかかわらず扉を開けてくれて、診てくれたとたん、「何でもっと早くここに連れてこなかったんだ!」と怒鳴ったという。
だからそれからは私が具合悪くなると、そこへ通ったものだ。

そこも、今年に入り、閉院することになって、その挨拶の葉書が来た。
最近はすっかりその病院へ行くこともなくなっていた私だったのだけれど、妹が今でも通っていたので、その葉書が届いたのだ。
ちょっと切なくなりながら、思い出していた。

具合が悪くて行くと必ず長く問診をしてくれる。どこの辺りがだるいのか?どこが痛いのか?昨日は何を食べたのか?咳の状態、お腹の状態などなど聞いてくれながら、背中などをトントンしてくれたり、聴診器をあててくれたりする。
そして、なにやら外国語の文字でカルテに書き込んでいく。
何だかかっこいいと思ったものだ。

その場所はなくなってしまったかもしれないけれど、私の心の中にはきちんとその思い出が残っている。
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by norinorigami | 2006-08-26 22:35 | できごと