大きな声で独り言をつぶやいています。いろんなことに出会って、いろんなことを感じて・・・。


by norinorigami
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大切な人の大切な人

b0091248_2131198.jpg今日は、私の小学校からの友人のお父さんのお通夜だった。小学校からの付き合いなのにお父さんと話した記憶は数えるほどしかない。いつも静かで、控えめなシャイな人だった。そして上の兄弟とは10歳以上離れている友人をとても可愛がっているようだった。
結構前から具合は悪く「ガン」だった。一度は全摘出をして直ったようだったけれど、再発してしまったらしい。

実は、数年前から彼女のお母さんも難病にかかっていて、病気の両親を抱えた友人は、仕事を辞めて二人の看病にかかりっきりになった。
3人兄弟のはずなのに(なぜ彼女だけが重荷を背負わなくてはいけないの?)とちょっと思った私は、ちょっと彼女に聞いてみた。
すると彼女は「私が心配なんだよね。私が一緒にいてあげたいの。」と笑った。
強い人だと思った。

上の二人は所帯を持っており、それぞれの事情もあるらしかった。笑っている彼女の顔を見ていても、(独身だから押し付けられちゃって・・・でもそれを受け止めてるのかな?)と汚い自分の心がささやいた。

ところが、何度か彼女に会いたくて会いに行くと、二人きりの話の途中でも、「ちょっとお茶を持っていくから待っててね」と私の元をさっていく彼女。耳をすますと「うん、norinoriが来てるんだよ。うん・・・・・。」優しく話しかけている声が聞こえる。
戻ってきても笑顔でいろんな話を聞いてくれる。
(あぁ、無理やりじゃないんだ。押し付けられてなんかいない。彼女は本当に両親を愛してるんだ。私の損得的な考え方なんてあてはまらないんだ。)とハッとし、感動したのを覚えている。

私としては彼女に元気になってもらいたくて、楽しい話、元気になる話、最近聞いている音楽のMDなど、せっせと持っていくのだけれど、実は元気にしてもらっているのは私だった。
私のとりとめのない話に頷いて聞いてくれ、丁度いいタイミングで相槌をうってくれる。
私がこんがらがってしまっていた話をそのまま話すと、その糸がほろほろととけていくように、自分の中で考えが整理整頓させてもらえる。

そのことに気づいてからいつも彼女の家にいく時には、肩肘をはらず、自分そのままで行き、そのままの彼女を受け止め、お互いにリラックスしようと考えるようになった。

その彼女のお父さんが亡くなった。
でも、その死顔はまるで“寝てるみたいだな”って感じだった。
そう彼女に伝えると、「そうなんだよね。生きてる時の寝顔と一緒なんだよ。しかもね。まぶしがり屋だったからさ、自分で顔に白い布とかかけて寝てたからさぁ、今からご臨終だねって笑ってたんだよ。」と教えてくれた。

どこまでも、準備を怠らないお父さんだったんだと思う。
もし、いなくなった時にも彼女達が寂しがらないように。

彼女の戦いはこれからも続く。その戦いに、私はどれだけ参加することができるだろうか?
でも、ふと考える、彼女の戦いに参加するというよりも、私は私の戦いを一生懸命するとことで彼女と共に戦えることになるのではないかと。
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by norinorigami | 2006-07-16 21:33 | できごと